株式会社komhamは、生ごみの処理にかかる使用データを観測し、ソーラー発電で自動駆動する「スマートコンポスト」の受注を開始した。2024年は限定100台を販売する。

スマートコンポストを導入することで、該当エリアまたは施設から排出されている生ごみ量が自動で計測できるだけでなく、投入された生ごみを微生物群「コムハム」が24時間で最大98%分解する生育状況など、使用データを遠隔で取得することが可能となる。

「スマートコンポスト」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機。komhamは生ごみの高速処理が得意な微生物群「コムハム」を開発し、同微生物群がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発した。

管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがあがるため、最低限のメンテナンスで運用が可能となっている。

2022年5月にプロトタイプを発表して以降、北海道から沖縄まで全国での実証実験を実施。量産品を提供できる準備が整い、今回の受注開始に至った。