エビデンスに基づいた科学介護の実現を目指すスタートアップ企業、株式会社Rehab for JAPANが、シリーズDラウンドにおいて、SMBCベンチャーキャピタル株式会社とJPインベストメント株式会社をリード投資家とし、合計11.3億円の第三者割当増資を実施した

Rehubは、介護事業所向けにリハビリ支援ソフト「リハプラン」を提供している。リハプランは、生活機能チェックシートや身体機能評価をもとに、介助度・補助具の使用有無なども考慮した上で、利用者一人ひとりに最適な目標と運動プログラムが自動的に提案されるシステムだ。同ソフトを導入すると、介護事業所は事業所内に点在している利用者情報が一つにまとまるため、事務作業の軽減につながる。

さらにRehubは、リハプランを通じて、医療機関ではあまり取得できていない「高齢者の生活情報」を保有することができており、分析解析可能なケアデータプラットフォームを構築してきている。

Rehubは、こうした介護業界において、テクノロジーを活用した新たなソリューションを提供し、アウトカムの抽出、解析、統合を繰り返していくことを通して、人材不足の問題に取り組もうとしている。

今後は、今回の資金調達をもとに、既存事業の拡大に向けての組織基盤の強化と、新規事業の立ち上げを実現し、高齢者中心の介護ヘルスケアプラットフォームづくりを推進していく方針だ。