マニュアル作成を効率化するツール『Scribe』

Scribe』は、パソコンで実施した作業を自動でドキュメントにまとめてくれるツール。文字やスクリーンショットで構成される明快なマニュアルやチュートリアルをシンプルな操作で簡単に作成できる。

Scribeで作成したドキュメントの一部

現在、ScribeはChromeの拡張機能とデスクトップアプリ(有料プラン加入者のみ利用可能)を提供している。前者はWebブラウザでの作業のみ、後者はブラウザ以外での作業も記録できる。

『Scribe』の始め方と基本の使い方

以下ではChromeの拡張機能の使い方を説明する。

  1. 右上の「Get Scribe Free」からScribeに新規登録する
  2. 画面に沿って用途などを選択する

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  4. 表示される案内に沿ってChrome拡張機能をダウンロードする
  5. ツールバーに表示されるアイコンをクリック、「Start Recording」を押すと作業の記録が始まる。今回はinquireが配信するポッドキャストの収録に利用しているツール『Anchor』に音声をアップする作業を記録してみる。
  6. 左下の「Show Controls」から記録の一時停止や削除なども行える。
  7. 作業を終え、記録を完了するには、ツールバーのアイコンから「Stop Recording」をクリックする(「Show Controls」から「Complete Recording」でも完了できる)
  8. 数秒後、新しいウィンドウが開き、入力したURLやテキスト、クリックしたボタンなどが記載されたドキュメントが表示される
  9. 必要に応じてドキュメントを手動で編集する。誤って行った操作を削除したり、手順のテキストを編集したり、操作を足したりすることも可能だ。
  10. 完了したら「Share」からURLのシェアなどを行う

『Scribe』でチームのドキュメンテーションを促進

Scribeでは、一つの「Team」に複数のユーザーを招待し、ドキュメントを共有することもできる。一人ひとりの行なっている作業をこまめに共有していけば、知識の属人化による“車輪の再発明”も防ぎやすくなる。新しいメンバーが加入した際にオンボーディングのドキュメントを作成する手間も省けそうだ。個人での利用も十分便利だと思うが、リモートワークが浸透し、ドキュメンテーションの重要性が高まる今、チームで利用するメリットは大きいと思う。

現状は無料プランでも満足だが、今後より使いこなせてきたら、Proプランも検討したい。

Scribeの利用はこちらから。
https://scribehow.com/

Scribeの「Gallery」では他のユーザーが作成した様々なツールのドキュメントも閲覧できる。
https://scribehow.com/gallery