タスク管理ツール「Sunsama」の推しポイント
「Sunsama」は、Yコンビネーター出身のスタートアップが開発しているタスク管理ツール。このツールがタスク管理において不便に感じていた点をまるっと解消してくれている。
しばらく個人で使ってみて、ざっとSunsamaの推しポイントを列挙すると以下の通り。
1. カンバン方式でのタスク管理
2. チャンネルでのタスク分類
3. 様々なアプリケーションとの連携
4. 時間の予実管理
5. タスクをカレンダーに反映
6. 1日や1週間の振り返り機能
1. カンバン方式でのタスク管理
カンバン方式でのタスク管理ツールは珍しくない。もちろんSunsamaもカンバン方式に対応している。
その日に完了しなかったタスクは、一日先送り、翌週への先送り、バックログへと移動できる。
2. チャンネルでのタスク分類
登録したタスクは、チャンネルをつくることで分類ができる。チャンネルを振り分けていくと、チャンネルごとにタスクをソートして表示可能。
チャンネルは、SlackのチャンネルやAsana・Trelloのボード等と連携させることもできるようになっている。
3. 様々なアプリケーションとの連携
Sunsamaが素晴らしいのは、様々なアプリケーションと連携してタスクをサクサク登録できる点。
最近は、ツールが増えてしまっていろんなところにいろんなタスクが散らばっている状態になりかねない。しかも、いろんなチャネルから仕事の連絡がきて、すぐに対応しない場合はそれらをタスクに登録する必要もある。
Sunsamaは、SlackやTrello、Todoistなどのツールはもちろん、Googleカレンダーと連携して入っている予定をタスクに登録することもできるし、SlackやGmailなどと連携してタスクを登録できる。
いろんなところで発生しているタスクの情報をSunsama上で一覧化できるのはありがたい(少なくとも、自分が利用しているツールでは)。
4. 時間の予実管理
タスク管理において重要なのが時間の予実管理だ。該当するタスクにどれだけの時間をかける想定でいて、実際にどれだけ時間がかかったのか。その予実が少ないほどタスク管理はやりやすくなる。
これまでタスクにかかった時間の把握等は、Toggleのようなツールを使うことが多かった。Sunsamaは、タスクカード上から時間の予定と実際を記録できる。
AsanaなどのツールはToggle等と連携できるので、連携させてこうした管理もできたが、少し時間がかかってしまう。集中して一つひとつタスクを片付けていくために、こうした機能があることはありがたい。
5. タスクをカレンダーに反映
どのタスクをいつ対応するかをスケジュールに登録する人もいる。そうすることで、タスクの優先順位もつけやすくなる。Sunsamaは、タスクの一覧からタスクカードをカレンダー上にドラッグしてスケジュールに入れられる。
カレンダー上にタスクを移動すれば、合わせてタスクにかける時間の予定も記録される。これができると、対応しようとしているタスクの数、時間の見積もり、可処分時間をあわせてチェックしやすい。
6. 1日や1週間の振り返り機能
Sunsamaは、デイリーとウィークリーで振り返りを促してくれる機能がついている。
デイリーでの振り返りは、毎朝Sunsamaを開くと前日に完了したタスクの振り返りと、当日のタスクの確認ができる。ちなみに、整理した当日のタスク一覧はSlackにボタンひとつでシェアでき、チームでSunsamaを使う場合は便利。
ウィークリーでの振り返りは、どのチャンネルのタスクにどれだけの時間をかけたのかの集計結果が出せる。タスク登録時にチャンネルの割り振りや、時間の予実等を記録しておければ、どの仕事にどれだけ時間をかけていたのかが可視化される。
振り返りを自動で行うかは設定から選択可能。僕は自動で振り返り機会がセットされたほうがメリハリがつくのでオンにして使用してる。
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と、こんな感じでSunsamaはこれまでいろいろなタスク管理ツールを使ってきたなかでも、かなりいい感じにかゆいところに手が届くようになっている。
ブラウザでの利用以外だと、デスクトップアプリとスマホアプリがあり、スマホアプリのほうはTestFlightでベータ版が提供されている状態。たまにクラッシュするけれど、そこはこれからの開発に期待したい。
Sunsamaの利用料は月額16ドル。ちょっと高いと感じるかもしれないけれど、タスク管理の煩わしさを解消できるなら、自分は払ってもいい値段。もう少し個人で試してみたら、チームでの活用にもトライしてみたいところ。
Sunsamaが気になる人はこちらに紹介用リンクを置いておくので試してみてもらえたら。