マインドフルネスのプラットフォーム「MELON(メロン)」を運営する株式会社Melonとオンラインカウンセリングの「cotree(コトリー)」を展開する株式会社cotreeは、2022年9月1日にサービス連携を開始。それぞれのサービスの利用者は、もう一方のサービスを割引で利用できるようになった。

Melonは、瞑想を通して行う脳と心の休息法であるマインドフルネスを広め、日本のウェルビーングを高めるために活動している。同社が運営するMELONは、オフラインの「渋谷サロン」と「オンラインサロン」の2つが選べ、さまざまなインストラクターが瞑想の基礎やヨガ、呼吸法などを指導してくれる。また、個人だけでなく、従業員のウェルビーイングを支える、法人向けのプログラムを実施している。

cotreeは、「やさしさでつながる社会をつくる」をビジョンに掲げ、24時間利用可能なオンラインカウンセリングを運用している。無料診断で、220名以上から自分に適したカウンセラーとマッチ。ビデオ・電話による「話す」カウンセリング、テキストメッセージによる「書く」カウンセリングの2つを提供している。

同じメンタルヘルスのためのソリューションであっても、マインドフルネスとカウンセリングでは役割が異なる。どちらかだけを利用していれば良いというよりも、状態に応じて使い分けることも重要だ。リリースに合わせて、それぞれのサービスの監修医も連携の有用性についてコメントを寄せている。

メンタルの不調に対して「これをやっておけば全て解決する」ような万能薬はない。その時の不安や不調によって、カウンセリングがいいのか、マインドフルネスがいいのか適切に選ぶことが重要になってくる。今回の連携は、その時々に合ったメンタルヘルスケアを選択できる可能性を増やしてくれそうだ。