「Spir」は「リモートワークの日程調整を簡単に」というコンセプトのもと、ビジネスで利用している複数のGoogleカレンダーと連携し、Google MeetやZoomなどのオンラインミーティングの日程調整からカレンダーへの登録、オンラインミーティングのURLの発行までをワンストップで行うことが出来るカレンダープラットフォーム。
一人に候補を送って日程を選んでもらう「日程調整」、スケジュールの空きをURLで送る「公開URL」、複数人で日程を決める際の「日程投票」など、予定の調整に必要な機能がいくつか備わっている。Googleカレンダー上で調整中の予定はブロックされ、決定したあとは自動的に決定したものだけが残るようになっている。予定の確定と同時に、相手のカレンダーにも登録され、カレンダー経由でオンラインミーティングのURLを共有できる。
カレンダーへの予定登録がうまくできていれば、自動で空いている日程の枠をリストアップしてくれる機能もある。UIもわかりやすく、空き候補を見繕う作業などもノンストレスで行える。最近では、スケジュールの空きを公開URLで共有する機能も追加されたため、さらに日程調整にかかる労力は減りそうだ。
Spirは、2020年5月にβ版事前登録を開始。2020年11月にβ版をリリースした(ちなみに、11日11時だった)。前述の公開URL機能は、11月のリリース以降に開発されており、改善速度にも期待が高まる。β版限定公開範囲は、リリース当初の1,000名様から5,000名様に拡張し、申込先着順で提供されている。
β版ということもあり、現状は無料で利用できるようになっている。個人的にはこれだけ日程調整が快適になるのなら、有料化しても喜んで課金したいくらいだ。