一人ひとりが資源を持ち寄って育む共創型コミュニティ(=村)づくりを進めるシェアビレッジ株式会社がコミュニティの立ち上げとコモンズ(共有資源)の運営に最適化したプラットフォーム「Share Village」のβ版をリリースした。

シェアビレッジは、秋田県の古民家を舞台に人々の交流を生み出した「新しい村的コミュニティ」の運営で培ったノウハウをもとに、共創型コミュニティの立ち上げ・運営のためのプラットフォームをつくるべく2020年7月に新法人を設立。

同年8月には「協同組合型株式会社」として第三者割当増資を実施、11月には休眠預金等活用制度「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」実行団体に採択された。

コミュニティづくりを民主化するプラットフォームを開発する──「シェアビレッジ」が第三者割当増資を実施

コミュニティとコモンズを運営するためのプラットフォーム

Share Villageのプラットフォームでは、さまざまなコミュニティへの参加、コミュニティ同士のつながりをつくることで小さな経済圏が共生するような状態を作り出そうとしている。

そのために、Share Villageがβ版で提供している機能は下記の通りだ(※現状、クローズドβに近い状態なので、アクセスできる人は限られている)

1. コミュニティをつくる

ランディングページ、メンバー募集・管理、サブスクリプション決済、コミュニティコイン発行などコミュニティをつくるための機能が備わっている。

2. コミュニティに参加・運営する

運営側でなくとも、コミュニティに参加するための機能もそろっている。交流スレッド、コミュニティコイン利用や贈与、複数のコミュニティへの参加を管理する機能などだ。

3. コミュニティがつながる

コミュニティ同士をつなげるための機能もある。姉妹村提携や、コミュニティ間交流スレッド、コミュニティコインをコミュニティ間で利用・贈与する機能などだ。

これらの機能を活かすことで一部のカリスマによって運営されるコミュニティとは異なる、民主的なコミュニティづくりを後押ししようとしてる。

「Share Village」は、プラットフォーム・コーポラティズムと呼ばれるプラットフォーマーと個人が対等であるという考えのもと運営される。そのため、今後も機能は追加していく予定ではあるが、その機能の開発等も参加型で行っていくという。

シェアビレッジは、複数のコミュニティに属するのがスタンダードな新しい生活様式を生み出し、コミュニティづくりの民主化を進めていこうとしている。

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