コロナの影響によって人々は #stayhome な暮らしを続けている。多くの人はこれまでとの変化に戸惑いつつも、オンラインベースでできることの多さにも気づいていて、疑うことなく受け入れていた行動を捉え直そうとしている。

「東京だけで暮らさなくてもいいかもな」

そんなコメントをSNSで見かけることも増えた。二拠点居住や、アドレスフリーなどの一箇所に縛られないライフスタイルを選択する人はこれまでにも存在していたが、よりそのスタイルを選ぼうとする人は増えそうだ。

一方で、オンラインベースになるからこそ生まれる課題も出てきている。そのなかで、よく語られるのが、新しい出会いが限られるという問題だ。リアルで会うことに制限がなかったころ、イベントやランチアポなど、新しい人と会うための機会は多かった。

ソーシャルディスタンスを保たなければならなくなり、リアルで会う機会が減少した結果、コミュニケーションをする対象が知人・友人になっている人がほとんどだろう。新たな人との出会い、セレンディピティが生まれる確率は大きく低下している。

予測できない素敵な出会い、セレンディピティを生み出そうという志で生まれたサービス「yenta」は、こうした状況を踏まえて機能をアップデートした。

yentaは、2016年1月に東京エリア限定でスタートし、累計300万マッチングを突破したビジネスパーソン向けのマッチングアプリ。そのyentaに全国版がリリースされた。これまでマッチングのエリアが限定されていたところ、今後は全国各地のビジネスパーソンとのマッチングが可能となる。

yentaのエリアが拡大したことで、どこにいても新しい人との出会いが生まれる。最近ではオンラインでのミーティングや飲み会などが浸透したこともあり、マッチングした相手とオンラインで話すことに抵抗がある人もぐっと減るだろう。がまた、ビジネスパーソンが人が集まる場所にいる理由は、そこにいる人との出会いに価値を見出していたことも大きい。yentaのようにどこにいても様々な人と出会えるサービスがあれば、その制限から解放されるかもしれない。

移住等を検討する際に懸念としてあがることが多いのは、仕事のことだ。オンラインでマッチングが可能になり、仕事の機会創出がやりやすくなれば、なおさら暮らす場所を自由に選べる。サブスクで泊まり放題のサービスなど、Living Anywhereを後押しするサービスはこれまでにも登場してきていた。yentaが仕事面での不安を和らげてくれれば、人はさらに場所の制約から解放される。