DVDの宅配サービスから、映画のストリーミング、そしてオリジナルコンテンツの制作へと注力してきたNetflix。2018年には、Netflixは1000本のコンテンツ制作を検討している。さらに今週、インタラクティブな新機能も発表され、Netflixの進化は留まる所を知らない。

日々Netflixからリリースされる作品の中から、UNLEASH編集部がキュレーションしたおすすめコンテンツを紹介するこの連載。

今週は、個人をフィーチャーしたドキュメンタリー作品が豊富だ。山あり谷ありの人生を歩み、自ら成功を掴んだシェフをピックアップした大人気ドキュメンタリー『シェフのテーブル』最新シーズンに、ナチスドイツの戦犯捕獲を描いた手に汗握るドキュメンタリー映画。気分に合わせて番組を選んで見てはどうだろう?

シェフのテーブル:シーズン5

みずみずしい食材が一流シェフの手で美しい一皿になる、その映像の鮮やかなこと!
これまでも様々なシェフやレストランをフィーチャーし、視覚的、聴覚的に視聴者を楽しませてくれた「シェフのテーブル」。料理はもちろん、登場するシェフもとても魅力的で、クリエイティブな新しい料理で世界を驚かせながらも、その経営理念や哲学はどの分野にも通じうる確固たるものばかり。今回は、特にシェフの人生に重点を置いた作品ばかりなので、料理が好き、という人はもちろん、人生に迷える全ての人にオススメだ。

オペレーション・フィナーレ

ナチスドイツによるホロコーストの首謀者の一人、アドルフ・アイヒマン。大戦直後から約15年間、アルゼンチンで逃亡生活を送っていた彼を捕獲すべく、イスラエル諜報特務庁の諜報員たちが企てた大胆な作戦とは?
アカデミー賞受賞歴もある名優、ベン・キングズレーの演じるアイヒマンから垣間見える冷酷さは見ているこちらまでドキドキしてしまう。

ナチスドイツに翻弄された人々、そしてヒトラーを描いた漫画『アドルフに告ぐ』(手塚治虫)を併せて読むと、より映画を楽しめそう(アドルフ・アイヒマンも登場するよ!)。

世界の”今”をダイジェスト「政治的公正さ」

アメリカを中心に世界を巻き込む「ポリティカル・コレクトネス(PC:政治的公正さ)」の議論。多様化が進む社会の中で、人種や性的指向、ジェンダーなどに対する旧来的な差別表現への批判が高まっている。しかし、表現への過度な弾圧は、人々の対立をさらに深め、議論を阻害する要因になる場合も。そんな複雑なPCについて約18分で学べる今作。個人的には、作中で紹介された学園コメディ映画『PCU』が気になるところ。全てがPCを基準に構成された学校って一体どんなもの何だろう?

『PCU』のトレーラーは以下。

今週のNetflixニュース

10月1日、Netflixの番組で視聴者がストーリー展開を選べるというインタラクティブな機能が搭載されることが発表された。新機能は12月に配信決定した『ブラック・ミラー:シーズン5』に搭載予定。わくわくする準備、できていますか?