今日も仕事を終えて帰宅したら、夕食の支度や洗濯物の山が私を待っている。夕食を食べ終えて、洗濯機を回せたとしても、干せずに寝落ちしてしまうこともしばしばだ。

そう、共働きの我が家では一番面倒な家事が“洗濯”なのである。

そして今年も梅雨がやってきた。頑張って干したのに生乾きのニオイで気分はげんなりしてしまう。

そんな仕事で忙しい共働き世帯や単身世帯を、「Famima Laundry(ファミマ ランドリー)」が救ってくれるかもしれない。

「Famima Laundry」はファミリーマートの展開するコインランドリーだ。今年の3月には「Famima Laundry 市原辰巳台西二丁目店」が、5月には「Famima Laundry 杉並永福四丁目店」がオープンし。杉並永福四丁目店は初のファミリーマートと一体型店舗だ。

Famima Laundryのメリット

Famima Laundryには、洗濯機や洗濯乾燥機、乾燥機、スニーカーランドリー、整理台などが各種設備が揃う。併設のファミリーマートは洗剤をはじめ、シミ抜きや洗濯ネットなど、ランドリー関連の商品を多く取り扱っている。

  • 24時間営業
    24時間365日営業しているため、夜遅くまで仕事をしている方でも利用できる。隣にファミリーマートが併設されているため、無人のコインランドリーに比べ、女性でも利用しやすい。
  • スマホで利用状況を確認
    洗濯機や洗濯乾燥機、乾燥機の稼働状況はスマートフォンのアプリからいつでも確認できる。設備が空いているかをチェックした上で来店できるため、店舗で待つ手間を省ける。アプリでは予定終了時間も表示されるため、他の用事を済ませて洗濯物を取りに戻ってくること可能。筆者のように忙しい共働き世帯には嬉しい仕組みだ。
  • コインランドリーの“待ち時間”を快適に
    併設型・一体型店舗ともに、洗濯物を待つ間はファミリーマートのイートインで休憩をしたり、買い物をしたり、待ち時間を快適に過ごせる。

コンビニにコインランドリーを併設する理由

ファミリーマートはコインランドリー事業の乗り出す背景として、共働き世帯や単新世帯の増加など社会構造の変化を挙げている。こうした世帯にとって重くのしかかる家事負担の軽減を目指しているという。

2017年の日本フランチャイズチェーン協会の調査によると、コンビニの店舗数は1,694店と増加しているが、既存店の売上や客数は減少している。

この傾向に歯止めをかけるには、幅広い客層の獲得と並行して、客単価や来客回数を増やす戦略が必要だ。日常的に利用され、待ち時間の“ついで”消費が見込める点も、同社がコインランドリー事業に積極的な理由のひとつだろう。

最近では「WASH&FOLD 葉山店」や「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」といったコインランドリーが、店舗にカフェやイベントスペースを併設する例もある。

洗濯の「待ち時間」を豊かに。コインランドリー「WASH&FOLD」が飲食店併設の新店舗を葉山にオープン

今年2月には、ファミリー・マートが店舗併設型の24時間フィットネス「Fit&GO大田長原店」をオープンした。これも来客回数の増加や“ついで”消費の増加を狙った戦略のひとつだろうか。

コンビニがどのような姿に変わっていくのか、これからも目が離せそうにない。