ライターを初めて早数ヶ月、ふとある不安が頭をよぎる。
「か、確定申告ってどうすんねやろ…。」
この不安の芽は来たる3月末に向けてむくむくと“現実的な課題”に成長しつつある。

しかし、仕事量としては税理士さんと個人契約するほどでもなく、かといって一人でやるにはあまりに知らないことが多すぎる。そんな宙ぶらりんな私が心惹かれたサービスがある。

月額12,000円で経理・経営にまつわる業務を請け負ってくれるサービス「+graph Cloud&Agent(プラスグラフ クラウドアンドエージェント)」だ。

月々の会計から確定申告まで、パッケージ化

+graph Cloud&Agentは、副業やフリーランスとして働くデザイナー、イラストレーター、カメラマン、編集者、ライターなどを対象に、クラウド経営管理ツールと顧問型のエージェントサービスをパッケージ化して提供する。

主なサービス内容は以下の2つだ。

  • クラウド経営管理ツール
    ツール上では、自身がやるべき経理・経営情報の管理と、エージェント(対面型顧問サービス)に任せる複雑な業務が分類され、ユーザーが行うべき業務のみをタスク化できる。クラウドソーシングなどを利用するクリエイターが直感的に使いやすいよう設計されている。
  • 対面型顧問サービス(エージェント)
    ユーザーは顧問となるエージェントと年に3回定例会議を行うことで、各種申告から経営に関する将来設計までサポートを受けられる。また個人でやるには荷が重い決算や確定申告も代行してくれるという。さらに、会計上の細かな計算や、税金などの支出予測、決算書からの課題抽出、経営上の相談事などもエージェントが請け負ってくれるそう

クリエイターをクリエイション以外の業務から解放する

領収書の整理も
請求書の発送も
外注費の管理も
会計ソフトの入力も
確定申告も
クリエイターの仕事じゃない。

+graph Cloud&Agent公式HPより引用

+graph Cloud&Agentが提供するクラウド上のパッケージサービスによって、ユーザーたちは、細かな計算や手続きに費やす時間を極限まで削減できるという。無駄なく必要な経営数値の把握をしつつ、雑務に惑わされない経営環境を作ることで、ユーザーは本質的な「経営者(自ら判断を下す人)」として活動できるようになる。

会計ソフトの利用がないことやクラウド上でエージェントと随時情報共有できるという安心感は、フリーランスのライターとして働く筆者にとっても非常に魅力的だ。

+graph Cloud&Agentは月額12000円から利用でき、初月無料トライアルを実施中だという。

経営や経理に関して不安を感じながら働いているフリーランスも少なくないだろう。そうした煩わしい悩みから解放されれば、一層業務に集中できるに違いない。また、クラウドソーシング大手のランサーズが、フリーランス向けの福利厚生プランの提供を開始するなど、最近では不安定なフリーランスにそっと寄り添うサービスが増えている。

こうしたサービスの登場によって、働き方の多様化がさらに進んでいくことを期待したい。