私たちがキーボードを叩く度、新たな“情報”がアップロードされて、情報流通量は増加する。こうした一連の行為が積み重なり、人々は日常的に膨大な量の情報にふれられるようになった。

そんな膨大な情報にふれる中で、さまざまなアイデアの種が頭に浮かんでくる。けれど、気になった情報を集めてみても、なかなか「これだ!」と思うようにはまとまらない。そんな経験はないだろうか。

ある、という人には朗報だ。自分好みの情報を整理して並べ、じっくり眺めることができる、そんな発想支援ツールが開発された。それがWindows MR用のアプリケーション「COMOLU(コモル)」だ。

VR・MR空間でインタラクティブに知りたい情報へアクセス

「comolu」の画像検索結果

COMOLUでは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着し、コントローラーで操作することでVR・MR空間でインタラクティブに情報を閲覧・整理することができるサービスだ。全方位をデータに囲まれた新しい空間で情報を再発見し、アイデアと情報をその場で紐づけることで、これまでにない新たな発想へと導いてくれるという。ここで、COMOLUでできる新たな体験について詳しく紹介する。

COMOLUでできること

  • 画像・動画を360度空間に並べて見る
    収集した画像や動画を読み込み、COMOLU WALLという360度空間で管理できる。並べ替えも可能だ。

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  • アイデアを付箋に書き留める
    気になる情報があれば、付箋にメモをすることでソースと発想を紐づけることができるそう。
  • 全方位を埋め尽くす検索欄で簡単に画像を探す
    COMOLU WALLに加えたい画像・動画がある場合、検索も可能だ。検索結果は全方位に表示され一度に大容量の結果を見ることができる。

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  • 情報を一つのルートに並べて表示
    情報をベルトコンベア式に並べて表示することで、書店に並ぶ本の中からお気に入りの一冊を見つけるように、情報との偶発的な出会いを演出できる。

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  • 整理した情報をPDF化してアウトプット
    考えがまとまったら、関連する画像・動画を並べてPDFにまとめてアウトプット可能だ。
  • 自分のWALLを他の人と共有
    COMOLU WALLでの並べ替えの履歴は他の人と共有可能だ。これによってチーム内の意識共有や思考の軌跡を知ることができる。

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コモれるウェアの開発

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居心地の良い服をテーマに服作りを行うHATRAの長見佳祐氏と共同でコモるための最高の居心地を実現するウェアも開発予定だ。

軽く通気性の良い素材で頭や、HMDを装着した際に気になる口元まで覆うことで、情報空間にコモる体験を拡張するそう。全体はケープ型となっており着用者の体型を広くカバー。アームホールが大きくとられたコントローラーを動かしやすいデザインになっているとのこと。

発想するためには刺激が必要だ。けれど、発想を実現する方法も、発信する方法もつねに更新され続けている今、私たちに必要なものは新しい刺激だ。そんな新しい刺激をコモって見つけてみてはどうだろう。