近年、多くの企業で人手が不足している。帝国データバンクの統計調査によれば、正社員が不足している会社は全体の43.9%、昨年度の人手不足による倒産件数は五年前と比較して2.9倍となった。

こうした状況の中、人材採用を行うにも、社内に人事専任者がおらずノウハウがない、経営陣や現場社員が採用業務を行うことで本業の生産性が低下している、人事担当者が不足していて採用目標に達しないなど、の課題を抱える企業も多い。

そこで、株式会社キャスターが、新たなオンライン採用支援サービス「Caster Recruiting(キャスター・リクルーティング)」のサービスを開始した。

自由度が高く、成果を出せる組織へ

―中略―
新しい働き方は、能力や実行力のある限られた人達だけが実施するものではなく、
多様性を尊重して、皆が同じ船に乗れるようにしていくべきです。
それが、「労働革命」の第一歩だと思っています。
株式会社キャスターHP,代表メッセージより

株式会社キャスターは、従来の労働形態に革命を起こすべく活動を行ってきた企業だ。

秘書・人事・経理・Web運用等のバックオフィス関連のタスクを、メッセージ一つで請け負うオンラインアシスタントサービス「CasterBiz(キャスタービズ)」をはじめ、これまでリモートワークを切り口とした様々な人材サービスを提供してきた。

キャスター社のサービスを導入した企業の中には、人事領域の課題を抱えている企業も多いそうだ。そこで、人材不足などの問題を解消すべく、これまでに培ってきたオンラインアシスタントサービスの運営ノウハウを活かし、企業の人材不足の解消、生産性向上を支援するために新サービスの導入に乗り出した。

一気通貫で企業の採用業務を代行する

Caster Recruitingは、「専任の採用担当者がいない」「媒体運用が上手くできていない」「採用は人材エージェント頼み」などの採用課題に対して、採用のプロフェッショナルスタッフがオンラインで支援する、というサービスになっている。

サービスの特徴

  • 採用のプロが業務をサポート…経験3年以上の採用業務経験者が、専属で業務を担当する。
  • 採用業務をまるっと代行…スタッフはプランニングからエージェント対応、媒体運用、日程調整まで代行する。依頼者である企業は面接選考・入社時のみ対応すればよい。
  • スピーディに業務開始…申し込みから運用開始まで最短2日。専属担当とのコミュニケーションはChatWorkSlack等のオンラインのため、スピーディなやり取りが可能に。

労働革命を起こすため、これまで様々な事業に取り組んできたキャスターの新プロジェクトは、人材不足に新しい風を吹かせることができるのか。今後の展開に注目が集まる。