Facebookのニュースフィードをスクロールする指を止め、ついつい美味しそうなレシピ動画に見入ってしまったことはないだろうか。

今や、私たちの周りにはありとあらゆるレシピ動画配信アプリが存在する。アプリ内には何千という本格レシピが1分ほどのショートムービーに収められており、ユーザーが気軽に料理を楽しめるような工夫が凝らされているのだ。

その火付け役とも呼べる料理動画アプリ「Tasty」が、アメリカのアーカンソー州に拠点を置く大手スーパーマーケットWalmartとの締結を発表した。これにより、ユーザーは「Tasty」でレシピ動画を見る際に、調理に使われているプロダクトをその場で買うことが出来る。

レシピ動画を見終わり下へスクロールすると、ページの最下位に動画で見たレシピに関連する調理用具が一覧で分かるようになっている。気になる商品があれば、その画像をタップするだけで購入画面へ進むことができるという仕組みだ。

なお、すべての調理用具はWalmartとJet.comで販売されているもの。計量カップなどの小さな器具から、フライパンや深鍋などと言った大きい器具まで幅広い商品が取り扱われている。

また2018年の初頭には、調理器具だけでなく食料品も買えるようになるという。スマホ画面をタップするだけで調理準備が一段と楽になり、より多くのユーザーが実際に料理をするきっかけに繋がりやすい。

レシピ動画配信アプリ「Tasty」が提供するのは、もはや空腹感だけではなくなりそうだ。

画像引用:「Tasty」公式Facebook