Airbnbが現地時間11月16日、障害を持つ旅行者専用の民泊仲介サービスを運営する英Accomableを買収したことを発表した。

Accomableはロンドンで2015年に創業した企業。創業したのは、自らも障害を持つスリン・マディパリ氏だ。同氏は、子どもの頃から難病を患っており、旅行をする際にどこにアクセシブルな場所があるのかわからず、困った体験をしていた。そこで、障害者の世界旅行を支援する目的でAccomableを立ち上げた。

今回の買収により、マディパリ氏はAirbnbのDiversity and Belongingチームに参加。今後、Airbnbのリスティングのアクセシビリティ改善に取り組むという。AccomableのWebサイトはこの先数カ月中に閉鎖。Accomableが擁する60カ国以上のリスティングはAirbnbに統合される。

また、Airbnbは13日には広告比較ツールを提供する米AdBsisを買収。2014年創業でシカゴに拠点を置く同社は、企業向けにAdWords向けの広告テストツールなどを提供していた。AdBasisのチームはAirbnb内でテストと最適化技術に取り組んでいくという。