左から:青柳直樹氏と株式会社SmartHR 代表取締役 宮田昇始氏(右)

企業が行う社会保険・雇用保険の手続きの自動化を目指すクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供する株式会社SmartHRが、エンジェル投資家の青柳直樹氏を株主として、米国 Fond, Inc.(旧AnyPerk) CEOの福山太郎氏を社外アドバイザーとして迎えたことを発表した。

青柳氏が持つ上場企業経営における豊富な経験により、強固な組織体制と財務戦略の構築を図り、福山氏が持つHRテクノロジー領域のSaaSビジネスに関する幅広い見識により、さらなるサービスの拡大を目指す。

全米で福利厚生のアウトソースを手がけるAnyPerkを2012年にサンフランシスコで創業し、数百社以上の北米企業向けに、携帯電話、ジム、映画チケットなどの割引を福利厚生として提供してきた福山氏は、アドバイザーの就任に関して以下のようにコメントしている。

「米国においてHR Techは、急成長中の市場です。この流れは確実に日本でも起き始めています。その中で、SmartHR社のビジョン、プロダクト、そしてチームは、日本を代表するHR Tech企業になると信じています。そのような機会に関われることを非常に楽しみに感じており、SmartHR社の役に立てるよう頑張りたいと思います」

SmartHRはサービス公開から2年で利用企業数7,000社以上、最大手では1万名規模の企業でも導入され、継続利用率は99%を超えるという。今回の両名の参画により、今後さらにクラウド人事労務ソフト市場および、HRテクノロジー市場のマーケットリーダーとして領域を牽引していく。