地域と企業の待機児童解消を目的とし、渋谷区上原に保育所とシェアハウスが融合した最先端のシェアリング施設「Miraie代々木上原」の保育所用地取得のためのファンドの募集がスタートした

同プロジェクトの対象となる物件は、渋谷区内では最も待機児童人数が多い地区、渋谷区上原地区に所在。保育所の運営を担う学校法人正和学園は、幼稚園や保育園を中心に、複数の施設運営の実績を持つ。

用地が取得できた後のシェア施設の運営は、今回の施設の前身となるシェアハウス「Miraie」の運営を行ってきたメンバーが代表を務める株式会社mazelが実施する。「Miraie」は、シェアメイトやゲストも家族となり家族の定義を拡大した「拡大家族」で一緒に暮らす未来の一戸建て。

今回、「Miraie代々木上原」はシェアハウスの発展形として、保育園・学童を併設。「Miraie代々木上原」は、保育・教育要素を加えた最先端のシェア型住居となり、地域社会の課題解決をはかり、新たなコミュニティを生み出すことを目指す。

保育事業については、企業主導型保育制度を活用し、正和学園の職員をはじめ、株式会社ガイアックス等、提携企業社員の子どもが優先的に入所できる仕組みとなっており、提携企業を受け付けている。地域枠も設け、近隣の待機児童解消にも貢献する予定だ。

ファンドの募集は、不動産に特化した投資型クラウドファンディングサービス「Crowd Realty」を通じて行われる。

運用期間が終了する36ヶ月後には、同物件は株式会社mazelに売却され、保育所・シェアハウスとして継続して運営されることを想定しているという。シェアスペースが子育てや家庭の負担を減らすこと、地域の課題解決にどう関わるかは興味深い。