築古賃貸の再生アイディア「モクチンレシピ」などを運営する特定非営利活動法人CHArは、社会的課題を解決することを目的に活動するグッドカンパニー(社会的企業、NPO、ソーシャルセクターなど)と、全国の不動産会社や物件所有者をつなぎ、空き家・空室・遊休不動産の活用を実現していくプラットフォーム「GOOD GOOD NEIGHBORS」をリリースした。

「社会的不動産利用」とは、CHArが提唱する社会貢献と経済的循環を両立する新しい不動産活用の考え方だ。空き家・空室化・遊休化する不動産を、福祉やまちづくりなど社会的貢献や社会的価値を創出することを目的に活用し、その結果として中長期的経済メリットを獲得しようとするもの。この活用を不動産所有者が行うことは困難であるため、社会的な課題を解決することを目的に活動するグッドカンパニー(社会的企業、NPO、ソーシャルセクター)や、地域密着型の不動産管理会社と連携・協働を促していこうとしている。

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「GOOD GOOD NEIGHBORS」では、グッドカンパニーと不動産所有者のマッチングや活用ノウハウを蓄積・共有する「グッドグッドマニュアル」の運営などを行う。リリース時点の2024年5月では以下の4団体が掲載されている。今後、更に広げていくことを予定しており、掲載希望の団体を募集中だという。

  • ・一般社団法人ルータス:共に生きる、共に暮らす。-シングルマザーズコレクティブハウス
  • ・特定非営利活動法人サンカクシャ:頼れる大人のいない若者が安心して生き抜いていくために
  • ・シングルキッズ株式会社:シングルキッズ達を住環境から楽しくHAPPYに!
  • ・認定NPO法人ピッコラーレ:HOMEのない妊婦のためのprojectHOME

リリース時に掲載しているグッドカンパニー

まず、ターゲットエリアとして設定されているのは、板橋区・豊島区・北区・練馬区・戸田市、世田谷区・狛江市、大田区・幸区・川崎区の3つ。このエリアにて、提携不動産会社と、登録オーナーを増やしていく方針だという。