献立・栄養管理支援アプリ「おいしい健康」を運営する株式会社おいしい健康は、健康管理・ダイエットアプリ「カロミル」を運営するライフログテクノロジー株式会社と業務提携契約を締結した

「おいしい健康」は一人ひとりの健康状態に合わせて、AIがレシピを提案してくれるアプリ。栄養管理師が監修しているレシピは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を持っている方や、体調が不安定になりやすい妊婦さんにも対応している。

同社が業務提携をした「カロミル」は、食事の写真を撮るだけでAIが解析し、栄養素を記録をしてくれるアプリだ。栄養素の記録を続けると、3ヶ月後の体重も予測してくれる。

両社のサービスが提携することで、ユーザーは自分の日々の食事の記録を行い、必要な栄養を満たすためのレシピの検討を行うといった一連の行動における負荷を軽減できるようになると考えられる。

今回の連携により、2社は「食と健康のトータルプラットフォーム」の構築を目指している。2023年春を目標に、ライフテクノロジーの画像解析技術をおいしい健康の献立提案に活かす予定だ。

世界の疾病負担研究(GBD)」によると、世界の5人に1人は不健康な食生活で死亡しているという。大きな原因は塩分の過剰摂取だそうだ。

実は普段から醤油やみそ、塩などの調味料を使って料理をする日本人も、他国に比べ、塩分摂取量が大きく上回っている。

一方で、毎日栄養のバランスを考え食事の準備や管理をすると、一定の時間がかかってしまう。現状でも、忙しくて食事にかけられる時間が少ない、家事のなかで占める割合も多いと、料理への負担を感じている方も少なくないだろう。

食事を楽しむためにもできるところから効率化し、少しでも負担を軽減していきたいところ。両アプリの連携により、少しでも多くの方の料理時間を短縮し、家事の負担を軽減できる人が増えることを期待したい。