コイニー株式会社は、三井住友海上キャピタル株式会社が運営するMSIVC2016V投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資、株式会社日本政策金融公庫からの融資により約3億円の資金調達を実施した。2017年前半に実施した約8億円の資金調達に続き、総額約11億円の資金調達をしたことになる。

コイニーは今回の資金調達により、スマートフォン決済サービス「Coineyターミナル」、オンライン決済サービス「Coineyペイジ」、QRコード決済サービス「Coineyスキャン」、AI与信エンジン「Coineyエンジン」の事業拡大や、新サービスの提供のための人員強化を行う。現在、コイニーが展開しているサービスは、下記の通りだ。

  • Coineyターミナル:スマートフォンやタブレットと専用カードリーダー「Coineyターミナル」だけで、どこでもかんたんにクレジットカード決済が行えるサービスです。
  • Coineyペイジ:支払い金額や支払い期限などを入力するだけでだれでもかんたんに決済ページが作成できるサービスです。作成されたページをメールやSNSで送信したり、印刷して渡すことでかんたんに支払いの請求が行えます。
  • Coineyスキャン:お客さまが提示する支払い用のQRコードを事業者のスマートフォン・タブレットのカメラでスキャンするだけで支払いが完了する決済サービスです。第一弾として中国で8億人以上が利用するWeChat Payに対応し、訪日中国人観光客の受け入れ体制強化をサポートしています。
  • Coineyエンジン:コイニーに蓄積された膨大な決済データ、各種統計データとAI(人工知能)を活用し、企業評価などを行うサービスです。今後パートナーと融資やコンサルティング業務などに活用していきます。

コイニーは「Coineyターミナル」「Coineyペイジ」「Coineyスキャン」を通じて決済ををもっと簡単にし、「Coineyエンジン」で新しい与信の形をつくっていくことを目指す。