CINRAが運営するカルチャーウェブマガジン「CINRA.NET」内に、北欧スウェーデンの自動車メーカーであるボルボ・カー・ジャパン株式会社とCINRAが共同で運営する北欧カルチャーウェブマガジン「Fika(フィーカ)」がローンチされた。CINRA.NETの配下にメディアができるのはこれが初めて。

Fikaでは、最先端のテクノロジーを用いるクリエイターがクラフトマンシップを重んじる職人の仕事場を訪れる、「クラフトマンシップ×最先端技術の出会い」をテーマにしている。

同メディア上では、対談コンテンツや、北欧のさまざまな文化の魅力を掘り下げるコンテンツなど、デザインやアート、音楽、映画、ファッション、雑貨、テクノロジーなど、幅広いコンテンツが発信されていく予定。

月間のユニークユーザー数250万人を誇るCINRAが運営するカルチャーウェブマガジンCINRA.NETの配下にあり、CINRA.NET内からも記事にアクセスできる仕様だ。CINRA NETには10万人以上のTwitterフォロワーと、4万人以上のFacebookファンがおり、彼らに対しても記事の更新情報を発信していく。

CINRA.NETの読者であるカルチャーに関心がある層にリーチでき、新規でオウンドメディアを立ち上げるよりも効率的にターゲット層に記事を届けられると考えられる。WIREDもIBMとともに「Innovation Insights」を運営するなど、媒体の読者層にあったメディアを企業と共同で立ち上げるケースは存在している。こうしたケースはまだ可能性はありそうだ。

CINRAはCINRA.NET以外に、コマースサイト「CINRA.STORE」も運営している。北欧のプロダクトはこちらのサイトとも相性が良さそうだ。