インパクトという共通言語、資金と組織の多様化と向き合う──社会課題を取り巻く環境と変革のための一歩を #IMPACTSHIFT

NPOという組織が生まれて20年以上が経ち、今では当たり前の言葉や組織として知られるようになった。2000年代からは社会起業という言葉が生まれ様々な起業家が誕生した。今では政策提言や法整備にNPOや社会起業家が関わるなど、社会課題に向き合う仕組みや社会課題に対する眼差しはこの数十年で大きく変化してきたといえる。

そして現在、世界的な注目とともに「インパクト」という言葉が日本でも広がり始めている。そこで、過去から現代へと連綿と続く社会課題解決に関わるこれまでを振り返りながら「インパクト」という言葉の現在地、そして未来を見据えようとするのが2024年3月に開催された「IMPACT SHIFT」における本セッションだ。

「SHIFT to IMPACT-2024年、「インパクト」の現在地を語る-」と題した基調講演セッションに登壇したのは、起業家育成を行うNPO法人ETIC. Co-Founderでシニアコーディネーターの鈴木敦子氏、インパクト投資の実践や普及活動を行う一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)専務理事の青柳光昌氏、国内外においてインパクト投資を牽引する一人であるシブサワ・アンド・カンパニー代表取締役の渋澤健氏、モデレーターはIMPACT SHIFT実行委員会発起人で株式会社UNERI代表の河合将樹氏だ。