企業の情報発信力強化のために、社内にナレッジシェア文化をつくる

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01/24 (2020)

いろんな組織や事業の発信のお手伝いをしていて、社内にナレッジシェアの文化が根付いているかどうかで発信のしやすさは全く変わってきます。

火のないところに煙は立たないですし、無から有を生み出せないように、発信のためには種となる会社の情報資産が必要。で、ナレッジシェアの文化が根付いている会社には、過去の事業や組織に関する学びや試行錯誤の結果、ハウツーなどがまとまっています。

ナレッジをシェアする時点で、言語化・構造化され、コミュニケーションが起きています。チームとして情報が整理されやすいことに加えて、esaやKibelaなど、ナレッジマネジメントのツールも合わせて使うと、情報がアーカイブされます。

情報発信は、社内に蓄積されているアセットや日々のアクティビティをコンテンツ化します。どこに、どんなアセットがあるのかにアクセスしやすく、ある程度情報が整理されているだけで発信のハードルは大きく変わります。

また、色んなナレッジがアーカイブされていると、ナレッジが生まれた時期を共に過ごしていない人でも非同期で情報が共有できるんですよね。それはものすごい価値。

インタビューに伺ったスタートアップが当時の社内の様子を教えてくれる際に、ナレッジシェアのツールにまとまっている情報を見せながら教えてくれることもあります。そうすると、当時の様子をリアリティを持って知ることができ、会社の文脈を理解するうえでとても役立ちます。

中長期的に組織の発信力を高めていくためには、ナレッジシェアを文化にする。そのためには、組織の一人ひとりの経験学習や言語化をどう促すか?が大事であり、ナレッジシェアに前向きになってもらうための意味づけなど、ピープルマネジメントも視野に入れるべきです。

一人ひとりの中で経験が言葉になるよう促し、それを内部でシェアして流通するよう促し、非同期でアクセスできるようにアーカイブしておく。その積み重ねは外部への発信にもつながってきます。発信の強いGoodpatchさんも社内のナレッジシェアの文化が定着しています。

組織文化や情報の流通経路、ナラティブについて考える機会が増えているのですが、こうした視点はイノベーションをどう生むか?というテーマにも接続しうると考えています。

情報や知が内部で流通するということは、日常的に衝動を想起する機会を仕込むことにもつながるのではと考えており、持続的にプロジェクトが活性化するためにも必要になるのでは、という仮説を持っています。

インクワイアは、事業や組織に伴走する戦略編集を手がけていますが、外部への発信だけではなく、インナーコミュニケーション。インナーコミュニケーションだけではなく、ナレッジシェアの文化醸成。

その先にイノベーションが生まれる組織への変容まで見据えて、伴走していける存在になれたら、と考えています。具体的なHowなどは探索しながらになりそうですが、とてもやりがいのあるテーマだと思います。

モリジュンヤ

モリジュンヤ

代表取締役

1987年生まれ、岐阜県出身。ソーシャルデザインをテーマにした『greenz.jp』の副編集長、テクノロジー系スタートアップをテーマにした『THE BRIDGE』編集記者を経て、2015年に編集デザインファーム「inquire」を創業。哲学あるメディアが持続するための生態系づくりを目指してます。

1987年生まれ、岐阜県出身。ソーシャルデザインをテーマにした『greenz.jp』の副編集長、テクノロジー系スタートアップをテーマにした『THE BRIDGE』編集記者を経て、2015年に編集デザインファーム「inquire」を創業。哲学あるメディアが持続するための生態系づくりを目指してます。

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