デザインビジネスマガジン『designing』より転載)

安斎勇樹氏率いる「Mimicry Design(ミミクリデザイン)」は、最新のワークショップデザイン論が体系的に学べるファシリテーターのための探求と鍛錬のコミュニティ『WORKSHOP DESIGN ACADEMIA』をリリース。

17年12月10日からはじまった第一期募集はわずか2日で完売。現在は追加募集として、第二期生を募集している。(18/01/11日現在)

ワークショップデザインのテクノロジーを活用した価値創造のコンサルティングファーム『Mimicry Design』

WDAを運営するMimicry Designは、東京大学大学院 情報学環 特任助教の安斎勇樹氏が率いる、ワークショップデザインを得意とするコンサルティングファーム。

企業の商品開発や人材育成などに対しワークショップやリサーチなどのソリューションを組み合わせたプロジェクトの設計を行い課題解決へ導く「価値創造のコンサルティング」を行っている。

クライアントには消費財メーカーなどを中心に国内大手企業が名を連ねる。代表の安斎氏がこれまで3,000人を超える人を相手に行ってきたワークショップでの経験を元にクライアントワークへノウハウを抽出。企業体として展開している。

体系的にワークショップデザインを学ぶプログラム

ワークショップデザイン・ファシリテーションは企業の課題解決などにおいて近年注目の領域だ。にもかかわらず書籍などでしか体系的に方法論がまとめられているものがなく、学ぶ方法があまりない現状がある。

WDAもこの課題感から立ち上がったプログラムだという。以下、サイトからの引用。

WDAは、企業、地域、学校など、それぞれの専門領域で活動しながらも、「もう1つの専門性」としてワークショップデザインに習熟したい人ための学習コミュニティです。
最新の理論とノウハウを学び続けることで獲得したスキルとものの見方は、本業の専門性だけでは解決できない、複雑な課題をブレイクスルーする強力な武器になるだけでなく、あなた自身のキャリアの可能性を拓くトリガーにもなるはずです。
経験豊富な熟練ファシリテーターの方から、これからワークショップを実践したい初心者の方まで、どなたでも大歓迎です。私たちと一緒にワークショップデザインについて探求し、キャリアに活かしませんか?

ワークショップデザインを学ぶために、WDAでは5つのプログラムを用意している。

・メルマガ「ファシリテーションのヒント」
・オンライン講義動画・イベント記録動画
・オンライン上の情報共有・交流
・メンバー限定イベント・特別講座の開催
・第一線で活躍するゲスト講師の招聘

これら5つを全て受講する基本コースは月額2,980円、メルマガとオンライン動画のみのライトコースは月額1,980円。オンラインコミュニティ上での交流は継続的な学びには有効なため、しっかりと学びたいと考える人の場合は、イベント等に参加できずとも基本プランの方が良いだろう。

ワークショップ、ファシリテーションを課題解決に活かしたい人にとっては、注目のプログラムだ。

デザインビジネスマガジン『designing』より転載)