コミュニケーションにおける「ストーリーテリング」の重要性を考える

最近、Instagramが投稿後24時間で自動的に消える新機能「ストーリーズ」を発表しました。

Snapchatの「マイ・ストーリー」を髣髴とさせる機能ですが、早速、欧米の多くのパブリッシャーがストーリーテリングの力を活用し、消費者との新しいつながりを作ろうとしています。

様々な場所で見かけることが増えた「ストーリー」とは一体なんなのでしょうか?今日は、メディアにおける「」に注目し、その重要性を考えてみようと思います。

メディアにおけるストーリーテリングの活用

経済ニュースアプリ「NewsPicks」には、「ストーリー・エディター」という職種が存在します。夏野剛さんや田原総一朗さんといったイノベーターの人生を全20回近い連載で深掘りし、その魅力を伝える「イノベーターズ・ライフ」のようなストーリーを重視したコンテンツを手がけています。

NewsPicksでは、他にも「ディスラプション」という連続小説が掲載されており、フィクションでもストーリーを取り扱っています。

小説といえば、『東京カレンダー』の連載「東京女子図鑑」は、ストーリー型コンテンツの中に店舗紹介を落としこむ手法が特徴的で、多くの人から支持されました。

実在の人物を掘り下げるストーリーも、フィクショナルなストーリーも、どちらもそこかしこで注目されるようになっています。

「ストーリー」を活用するプラットフォームも

企業や団体の想いを届ける「PR Table」のように、ストーリーテリングに特化したサービスも登場しています。

同サービスでは、創業秘話、社内制度の導入背景、ユニークな社員の生き方、オフィスの裏話まで、企業が持つ「ストーリー」を掘り起こし、会社や団体のステークホルダーに伝えています。

PR Tableにおけるステークホルダーは、サービスの顧客や株主、投資家だけではなく、就職したい学生や求職者、会社の社員、社員の家族までを含む、包括的なもの。

このように個人や企業の魅力をより多くの人々に伝える手段として、「ストーリー」を活用する事例が増えてきていると感じています。

なぜストーリーテリングが重要なのか?

では、なぜメディアにおいてストーリーの重要性が増していのでしょうか?

「The Verge」や「Re/code」などの8つの特化型メディアを持つVox Mediaは、自らを「サイト運営会社ではなくブランド会社である」と表現します。

Vox.comのメリッサ・ベル氏はこのように語ります

オンラインというのは、ウェブサイトだけを意味するものではありません。動画、メッセージアプリ、Snapchatなどのソーシャルメディアから、Amazon Echoのような人工知能スピーカーまで。いまはそれらの異なるフォーマットを使ってどんなストーリーテリングができるかを考えることができる時代であり、それはとてもわくわくすることです。

喜ぶべきニュースは、ますます多くの人々がストーリーを求めているということ。だからこそわたしたちは、素晴らしいストーリーテラーでなければいけません。素晴らしいストーリーを正しく伝えれば、かつてないほど多くの人々に届けることができる時代なのです。

情報が溢れている現代においては、多くの人々に情報を届けるにはストーリーの力を活用しなければいけません。

その際に求められるのは、多様なチャネルや異なるフォーマットに合わせて、ストーリーの形を最適化する発想です。

自身のブランドをより多くの読者に届ける手法として「ストーリーテリング」の重要性は増していくはずです。

inquireが編集に携わる『soar』や『IDENTITY』といったメディアブランドでも、「ストーリー」を非常に重視しています。

地域を彩る企業の物語を編むブランド記事広告サービス「LOCAL STORY」を始めました

「ライターとストーリーテリング」がテーマのイベントを開催します

「ストーリーテリング」が注目されていくことで、文章を扱う職種であるライターが活躍できる領域も拡張するはず。

inquireが運営するライティングを学び合うコミュニティ「sentence」では、8月25日に「企業の魅力を伝えるストーリーテリングとライターの役割」というイベントを開催します。

ゲストとして迎えるのは、『PR Table』編集長の菅原弘暁さん。ライターとして企業のブランディングに関わってみたい方や、ライティングの力で自社の魅力を伝えたい方に役立つ内容となっています。まだ残席はありますので、ご興味とお時間ある方は、ぜひご検討ください!

前回のイベントの様子はコチラから。

「副業でライターって実際どうなの?」を朽木誠一郎さん、山崎礼さん、長谷川賢人さんが語ったsentence lab tokyo vol.1

inquireをフォローする